ライフストーラー企画をはじめるいきさつ(1)

こんにちは、ライフストーラー企画の山田風音です。

まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? これから数回にわたって、私がなぜライフストーラー企画を始めようと思ったか、そのいきさつを書かせていただければと思います。

 
~インタビュー形式の証~

私はクリスチャンの両親のもとに生まれて、小さい時から教会に通っていました。通っていました、というよりも通わされていた、という方が正解に近いかもしれません…。とにかく毎週日曜日に教会の礼拝に参加する中で、小さい頃からいろいろな方の証を聞いてきました。しかし、小さな教会だとみんな顔見知り、どの人がどんな話をするのかだんだんわかってしまうのです。週報を見て今日の証をする人の名前を見るだけで、なんとなくストーリーが想像できてしまう、そして大体その通り、今までなんべんでも聞いてきたストーリーだったりする。

でも、自分自身が成長して社会に出てわかってきたことは、一人ひとりが持っているストーリーがつまらないわけでは決してないということです。ただ、スピーチという形式になるとどうしても得意な人と苦手な人が出てくる。苦手な方が一生懸命語ってくださるのはとても貴いことではありますが、うまく伝わるかというとなかなか難しいことがあります。また、スピーチが得意な人だとどうしても事実を脚色しすぎたり、逆に自分自身を卑下しすぎたりしやすいのかもしれません。それは、私自身も短期宣教師という立場で奉仕をさせていただいたときに深く感じたことです。

そんなある時、ふと1つのアイデアが思い浮かびました。それは、1人語りのスピーチという形ではなくて有名なテレビ番組の「徹子の部屋」のような対話形式で証をしていただいたらどうなるだろうというものでした。 1年ほどそのアイデアを温めていましたが、自分の教会や関わっているミニストリーで機会をいただいて、何度か実験的にそういう試みをさせてもらいました。そしてそれはとても良いものでした。原稿を書いてしゃべってくださいと頼めば気負ってしまうような方が、 1時間でも1時間半でも楽しそうにお話してくださる。聞いている会場の方々もリラックスした雰囲気で、ときには自由に質問を投げかけながら楽しく聞いてくださる。そして何よりもインタビューをさせていただいた私自身がとても楽しかったですし学びの機会となりました。

色々な方の人生の歩みをインタビューとして引き出していく、その可能性の大きさに少しずつ気付かされていきました。

(次へ続く)

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