ライフストーラー企画をはじめるいきさつ(3)

こんにちは、ライフストーラー企画の山田風音です。今日は私がライフストーラー企画を始めたいきさつの三回目です。

~ストーリーという価値~

私は数年前にカウンセリングを通して、自分自身の生い立ちや育った家庭環境、またその後の歩みをいちど振り返って整理する機会を与えられました。それは決して楽な作業ではありませんでしたが、とても大切な作業でした。過去に起こってしまった事は変える事はできません。どんな家庭に育ったのか、どんな経験をしてきたのかは変える事はできません。でも、それをどのように捉えるのかは変えることができます。心理学の用語ではストーリーの書き換えと言うそうですが、私自身も今でもなお自分自身のストーリーを書き換えながら生きているのだと思います。人にはそれぞれその人にしかないストーリーがある。それを私はカウンセリングを通して学ぶことができました。

自分自身のカウンセリングが一段落したところで、私は他のクリスチャンホームの子供たちはどうなんだろうと興味を持つようになりました。そこで異聞と同世代のクリスチャンホーム育ちの子供たちに協力してもらって、彼らの正直な思いやストーリーを語ってもらって記事にするということを趣味としてやってみました(クリスチャンホームのリアル)。そのようにしていろんな人のストーリーにじっくりと耳を傾けさせていただいて、人間て1人1人こんなに違うのだ、こんなにユニークに作られているのだということに毎回驚かされました。そして、一人ひとりがとても大切で貴重だということが、頭の中の知識や教会の教理ではなくて、実感として赤く深く感じられるようになりました。

つまらないライフストーリーなど1つもない。これは私の信念と言うよりも実感です。そしてまた、ストーリーはその人の価値の大切な側面です。ある方のストーリーを深く知っていく事は、その人のユニークさや神の創造としての価値を深く体験していくことです。私にとってはいろいろな人のストーリーを聞くということが、命の大切さを知ることとつながったのです。

私がお話をうかがうことによって、その人本来の価値や個性を一緒に発見する、そんなことがしたいという想いを形にしたのがライフストーラー企画です。草の根の小さな活動かもしれません、でも、誰かの心に聞く、誰かに心を開いて話す、そんな体験がつながっていってほしいと願っています。そして、日本をここまで支えてこられた方々のライフストーリーの中に、これからの激変の社会を生き抜く知恵が数多く隠されているはずです。それはハウツーではなくて生きる姿勢だったり想いだったりする、そういうものを少しでも多くの方に聞き、また残したいと願っています。

ここまで3回にわたって、私がライフストーラーを始めた簡単ないきさつをお話させていただきました。この働きが誰かの助けとなり、祝福となり、力となれるのならこれほど幸いな事はありません。私が日帰りのできる範囲であれば、とにかくぜひいちどお話を聞かせていただければと思います。どのような事でも構いません、気軽にお問い合わせください。皆様とお会いしてお話を聞くことができるのを楽しみにしています。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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